2012年5月25日 (金)

最終決戦

羽衣国際大学対太成学院大学の入替第三戦は5対0で羽衣国際大が勝利した。これで1勝1敗1引分となり最終決戦を迎える事となった。今日の試合は1戦目で先発した羽衣の投手が1戦目のリベンジを果たした。1戦目も素晴らしい投球をしながら勝てなかったが、今日は見事な完封勝利、彼もまた入学当初は細身の身体だったがコツコツと体力強化に努め、しっかりとした下半身に育っていた。打者の外角への投球はコントロールが良く、自信を持って投げ込む、顔つきも闘争心に満ち溢れていた。この入替戦では投手陣の成長が目立つ。厳しい練習での技術向上と共に、メンタル面での成長が成績として表れているのだろう。守備ではやはり主将の一塁手がよくチームを引っ張っている。主将のピンチでの好守備で完封勝利できたことを忘れてはいけない。最終決戦も陰ながら応援させていただこう。

 

 明日はS高校と練習試合。1年生は試合経験を積むことが大切、失敗を恐れずプレーして欲しい。2年生は春季大会の姿を忘れず、元気よくプレーする事。農芸野球部は練習試合も公式戦も全て全力で戦う。練習の為の練習試合はない。常に最終決戦。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月24日 (木)

延長15回

羽衣国際大学と太成学院大学の入替第二戦は素晴らしい投手戦で1対1(延長15回)引き分け再試合となった。羽衣国際大の投手は4年生、彼も入学当時は延長15回を1失点で投げ抜けるような投手ではなかった。ブルペンでは良いボールを投げても、試合では“置きに行く投球”が多く、四球を出しては痛打される事も多かった投手だ。しかし、彼は投手として少しづつ成長していった。指導者の教えを素直な気持ちで聞き、地道な努力で15回を投げ抜く素晴らしい投手となった。勝ち投手にはなれなかったが、負けない投手として称えられる最高のピッチングだった。総監督、監督ともに勝ち負け以上の喜びがあっただろう。今日のピッチングに驕ることなく、指導していただいた感謝の気持ちを持って最後まで戦い抜いて欲しい。

 

 太成学院大学の投手も素晴らしかった。9回表ツーアウトから起死回生の同点打が出て試合が振出しに戻ってからは、気迫が感じられ15回までスピードは増すばかりだった。彼もまた今日の経験で大きく成長するのだろう。両チームの素晴らしい投手戦で入替戦の行方は野球の神様でも悩ませてしまう。延長15回再試合は両チームの選手たちにとっても語り継がれる好試合となった。

 農芸野球部も今日で試験が終わり練習を再開。夏の大会を見据えて練習に取り組んで欲しい。夏の大会で自分たちが延長15回を戦えるのかを考えれば必要な事も見えてくる。『気力・体力・集中力』、そして“闘争心”が無ければ延長15回は戦い抜けない。今日の練習で弱音を吐いていては夏を戦い抜けない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月23日 (水)

入替戦の怖さ

羽衣国際大学対太成学院大学の入替戦を観戦。入替戦独特の緊張感を久しぶりに味わった。“入替戦の怖さ”は何度も経験してきたが、今日の試合も一球一打一瞬に怖さが見え隠れしていた。

  両チームとも走塁での一瞬のミスが守りに影響し失点に繋がった。太成学院大は二塁打の走者が飛び出し、先制のチャンスを潰した直後に失点。羽衣国際大も追加点が欲しいところで一塁ランナーが牽制死、中盤までは羽衣ペースで進んだ流れが少し変わった。羽衣国際大がタッチアップできなかった走塁もあり、同点に追いつかれた。羽衣国際大はスクイズ失敗で流れを失いそうだったが9回表に1点をもぎ取り4対3として9回裏を迎えた。しかし、ワンアウトランナー無しから4対5xで太成学院大がサヨナラ勝利した。“入替戦の怖さ”は最終回に潜んでいた。

 

 この試合、羽衣国際大の主将のプレーに感動していた。彼が入学して来た時は五番打者を任せられる程の選手ではなかった。彼が三安打を放ったから言うのではない。彼の努力が目に浮かぶからだ。チームの中で一番バットを振ってきた自信もあるのではないか?良いスウィングをしていた。主将として大きく大人に成長したようにも見えた。試合前のグランド整備では自ら先頭を切って走っていた。守備では一度もグラブに収まらなかったが、きっちりと正面で身体を張る。落ち着いて処理できるのも努力の積み重ねからだろう。

私が羽衣国際大のコーチとして最終戦の指揮を新人戦で任せていただいたとき、対戦相手は今日と同じ太成学院大であった。大差のコールド負けを喫したのだが、主将の彼は負けたグランドから走って帰った。「片山コーチの最終戦をこんな形で・・・」と彼が言ってくれた言葉を思い出す。彼の今日の三安打で“あの日”のリベンジを私自身が果たせたように思う。新人戦で大敗したチームを相手に、今日は最後まで苦しめ続けた。積み重ねた努力に自信を持って明日の試合も挑んで欲しい。“入替戦の本当の怖さ”は1勝1敗後の3戦目にある、それを証明するためにも明日を勝利しなければいけない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月13日 (日)

母の日

 「一輪のカーネーションで良い・・・必ず母親に感謝の言葉を伝えよう!」 

私が持ちかけた野球部員たちとの母の日イベント・・・私も母へ花を贈った。日頃は感謝していても言葉や態度に示せないのは監督も部員も同じだ。野球ができるのは母の理解があってのもの。今日だけは恥ずかしがらず感謝の言葉を伝えて欲しい。

 

 ある部員と昼食を摂っていた時の事。「進学はどうする?」と私の問いに彼が言った言葉に感激した。「母は遅くまで毎日働いてくれています。僕は早く就職して母を助けたいと思ってます。」・・・小遣い欲しさにアルバイトする高校生が多い中、彼の家族愛に感激した。野球を続けられる事も母の応援があってのもだと彼は感じているのだろう。今日は全員で母に感謝し、たくさん話をしよう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月11日 (金)

野球以前

 羽衣国際大学がⅢ部で優勝した。Ⅱ部から降格し3季ぶりの優勝。指導者、選手ともにコツコツと努力を積み重ねてきたチームだ。“野球以前の事”を一からやり直し、学生野球と真摯に向き合って取り組んだ成果だと思う。入替戦を制し、再びⅡ部で戦う姿を見せて欲しい。

 

 農芸野球部は試験一週間前となった。進学校でも試験休み無しで練習に取り組んでいる学校もある。しかし、農芸野球部は“野球以前の事”に真摯に取り組む。練習は自主練習のみ、試験勉強に時間を割く。『試験=試合』、とにかく点を取る事。                     ・・・・・野球選手とは面白いものだ、「練習しなくても良い」と言うと野球がやりたくなる。部員たちの要望で朝練をすることになった。学校の許可を貰い、私に指導を願い出た部員達を素直にうれしく思う。「授業に支障が出れば即中止」という条件で勉強との両立に取り組む。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月 2日 (水)

監督心

“監督心(かんとくごころ)”という本を読み返す。高校野球監督15人がイマドキの選手たちへの指導法を語っている。全ての監督の共通点は『スポーツを通して生きることの意味、目標を見つけさせて次の人生へはばたかせる・・・それが監督の最終目標。』であった。名監督も数々の失敗を経験しイマドキの高校生と向き合い奮闘されている。

私の“監督心”が部員達に伝わるような指導を心掛けることがイマドキの高校野球指導では最も重要なのかもしれない。私の“監督心”が伝わらず部員が1人、いや0人になってもグランド整備をし、練習を続け礼儀、挨拶、身嗜みを唱え続けていく覚悟だ。当たり前の事を当たり前に、正しい事を正々堂々と、風評や俗言にも屈しない信念を持って“監督心”を伝えていきたい。

香川県の小豆島高校が部員12名で春季県大会を優勝した。http://www2.asahi.com/koshien/localnews/TKY201204030269.html?ref=reca http://www2.asahi.com/koshien/news/OSK201205010001.html  

人数が少ない事を言い訳にはできない。初心者部員が甘えてもいられない。自分たちの手で野球部を育てる意識、そして勝利を掴み取ってほしい。

 ~予定連絡~

  ① 5月11日(金) 第94回選手権大阪大会プログラム冊子用集合写真撮影

  ② 5月14日(月) 平成24年度部員登録  

  ③ 6月8日(金)~10日(日) 夏季強化合宿 in和歌山 

  ④ 6月2日、3日、16日、17日、24日、7月1日、練習試合

  ⑤ 6月30日(土) 選手権大阪大会 選手壮行会                     

 

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年4月30日 (月)

観察

 春季大阪大会を観戦。2会場をはしごし、母校を含む8校の試合を観戦した。部員達も3試合を観戦し守備位置やフォーメーション等を学んだ。「偵察部隊か?」と声をかけられたが農芸部員達に偵察の意識は全くない。純粋に他校から「学ばせてもらう」気持ちでメモを取っていた。部員たちが野球を観戦する機会は少ない、相手を分析する知識も技術もないが農芸高校生は“観察力”には長けている。強豪校の守備範囲や肩の強さを実感し、各ポジションの位置取りを観察し学んだ。投手は“一球目”を観察“一球目がチームに与える影響”を考える。公式戦、練習試合で指導してきた意味が理解できたと思う。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年4月20日 (金)

県立X私学

 岐阜県の県大会2回戦を観戦した時の事。県立(県岐阜商)対私学(岐阜第一)の試合は県立高校が7回コールド勝ち。強豪の県立とは言え野球の怖さを思い知った。

 

 初回の両チームの姿の違いを感じたのは指導者と言う立場で試合を観ていたからだろう。  先行の県立(県岐阜商)は先頭から2者連続凡フライ、スリーアウト目も打ち損じの内野ゴロ。後攻の私学(岐阜第一)も投ゴロ、二ゴロ、遊ゴロの凡打。両チーム三者凡退は同じだが、凡打の時の走る姿に大きな違いがあった。県立(県岐阜商)は凡フライでもセカンドベースまで走る。内野ゴロでは一塁ベースを駆け抜ける。しかし私学(岐阜第一)は凡打に下を向いてしまった。一塁ベースの手前でスピードが落ち、一連の動きの中で下を向いた瞬間と、スピードを落とした瞬間と二度も“あきらめた姿”を相手に見せてしまった。二回の表、先頭打者を四球で出すと相手の勢いを止めることができない。初回の攻撃スタイルが投手を守りに入らせた。両チームの投手交代の時も県立(県岐阜商)のリリーフ投手はマウンドまで全力で走ってくる。私学(岐阜第一)は回の途中交代だったが、この時も野手陣が下を向いてしまった。リードされている時だからこそ、投手交代で流れを変える元気さが必要だったと思う。相手に“あきらめない気持ち”を見せ続けることがトーナメント戦では大切なことだ。

 強豪私学は勝つことを要求される。私自身も“私学7強”と言われた時代の私学の選手。選手の辛さや、結果の怖さも知っているつもりだ。技術力で圧倒できた“私学7強”時代と今では大きな違いがある。現代では技術力だけで戦えるチームは無い、センバツの決勝戦でも一塁ベースを大きく駆け抜ける両チームの姿、凡フライでもセカンドベースまで走る姿が目についた。“あきらめない戦う姿”が今や技術力をも上回る。

技術力のない農芸野球部でも“あきらめない戦う姿”を鍛えることで強豪校とも戦えるはずだ。敗者は必ず力をつけてくる。“あきらめない戦う姿”は敗戦から学ぶことでもある。負けた悔しさを知る者が夏に戻ってくる。農芸も岐阜第一も夏にはきっと輝いている。

 

 

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年4月17日 (火)

800日

日曜日、桜の木の下で昼食後にミーティング。『春季大会の反省と夏に向けて』と題したレポートの発表会、素直な気持ちが表れていた。昨秋の大敗から努力を重ねてきたこと、冬季練習で歯を食いしばり、真摯に野球に取り組んだこと。信頼、心気、進歩の文字から成長がうかがえた。夏に向けての課題や目標も全員が同じ方向を向いている。桜が舞う日に誓った思いを忘れず頑張っていこう。真夏の空はすぐにやって来る。

 

 新入生は“丸刈り”が嫌で他部へ流れる生徒もいるようだ。髪型でクラブ活動を選ぶ事に寂しさを感じる。高校球児として切磋琢磨できるのは約800日、高校野球連盟の加盟校として選手登録できるのはこの800日間しかない。私が丸刈りを薦める理由は学生野球憲章にある。                                                   学生野球憲章・・・「学生たることの自覚を基礎とし、学生たることを忘れてはわれらの学生野球は成り立ち得ない。勤勉と規律とはつねにわれらと共にあり、怠惰と放縦とに対しては不断に警戒されなければならない。元来野球はスポーツとしてそれ自身意昧と価値とを持つであろう。しかし学生野球としてはそれに止まらず試合を通じてフェアの精神を体得する事、幸運にも驕らず悲運にも屈せぬ明朗強靭な情意を涵養する事、いかなる艱難をも凌ぎうる強靭な身体を鍛練する事、これこそ実にわれらの野球を導く理念でなければならない」・・・高校野球はクラブ活動だけに止まらず日本高等学校野球連盟に加盟している。甲子園だけが高校野球で無いことは百も承知しているが、“甲子園”を目標に真摯に野球に取り組む姿勢が“夢”や“希望”“感動”に繋がると信じている。部員不足で悩む弱小チームでも高野連に加盟させて頂いている限り、先ずは『高校球児になる覚悟』を私は“丸刈り”で要求する。口先だけでなく、行動でもなく、先ずは「丸刈りしてまでも高校球児になる!」といった覚悟を示させたい。歴史ある学生野球憲章への敬意を示し、野球への情熱を持って高校球児の道を選んで欲しい。800日の高校球児として得る“夢・希望・感動”は丸刈りをしてでも価値あるものだ。・・・800日でそれを伝える事が監督である私の役目。

 

 

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2012年4月10日 (火)

宝物

農芸野球部に“宝物”となるコメントを頂いた。 

………………………………………………

島本高校野球部員の保護者です。
先日は本当にいい試合を見せていただきました。
農芸ナインの全力野球を見ていると、島高ナインの方がもっともっと見習わなければいけないんじゃないか・・・
そう思わせる彼らのひたむきな野球への態度に感動しました。
試合後、最後まで球場を清掃している姿はもっといろんな球児に見てもらいたかったです。
突然の訪問の上、乱文でもありますが、書き込みさせて頂くことをお許しください。
投稿: 千島 | 2012年4月 9日 (月) 23時00分                             ………………………………………………

 本当にありがとうございます。いただいたコメントは部員たちにとって力となり勇気を与えていただきました。心より感謝申し上げます。                             昨秋に続く島本高校野球部の大活躍を農芸野球部全員で期待し応援させていただきます。今後ともご指導の程、よろしくお願い致します。

 

大阪農芸硬式野球部                                                 監督  片山 皓

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«勝たせたいチーム